次に自分の存在が周囲の大気を支えているように意識します。
この支え合いを感じながら身心の絶妙なバランスをとります。
その状態で、全身の細胞レベルでの息吹を受け止めたら、それを優しくゆったりと見守ります。
息を吐いている時、血液と熱が肉体の末端へ向かって拡がり、息を吸う時に身体の中心(鳩尾辺り)に向けて収束が起こります。
これに気がつけば、後は簡単です。そのまま見守り続ければいいのです。そして、皮膚の表面からの熱の放散と微かな空気の動きを感じるようにします。
次に、この観察を一旦静止して、その余韻を観照します。すると、さらに内外の境がぼけて希薄となり、肉体が周囲の空間に融けてゆくような感覚となります。そしてそれに従って雑念もかなり薄らいでゆくでしょう。
これで「放松」は完成です。
慣れれば、1分程度で③までできるようになれます。
次の「入静」ですが、①②は「放松」の要領で。
①姿勢、呼吸、意識の安定を得る。
②外界との結びつきが希薄化され、身心が軽やかとなり、爽快感と快適さを得る。
③外界の影響をほとんど受け付けず、呼吸も意識されない。空間に安定し、意識は判然としている。
③は、②の状態で呼吸を忘れることです。
忘れ方は、自分が生きていることを細胞レベルの息づき、つまり内呼吸で意識できれば、外呼吸を忘れることができます。
マインドフルネスとかで満足していたら、ここまでは来れませんし、ここから先へも進めません。