
古神道では、人間には神から授けられた霊魂があり、霊は一つですが魂は四種類ある、と説いています(一霊四魂)。
それは直(なお)霊(ひ)、奇(くし)魂(みたま)、和(にぎ)魂、荒(あら)魂、幸(さち)魂で構成されています。
巷間、霊魂というとひと塊のようにイメージされますが、そうではありません。霊と魂は出所も働きも全く異なり、さらに死後どうなるかも違います。
霊は直霊と言い、中心力と純粋観照の二つの働きを持っています。対して、四魂は奇魂が智、和魂が親、荒魂が勇、幸魂が愛の働きを持つとされています。
そして直霊から順に、白、青(青紫)、黄、赤、緑の輝きを放っています。
古神道では、”直霊は穢れず、四魂に穢れが付着する”と説きます。
人間に一霊四魂があるように、神にも同じ様に一霊四魂があります。例えば、奈良の大神神社には大国主命の幸魂と奇魂が祀られていたり(和魂説も有力です)、伊勢神宮内宮の正宮裏には、天照大御神の荒御魂が祀られていたり、と神にも一霊四魂があるのが明らかです。
先に四魂には奇魂が智、和魂が親、荒魂が勇、幸魂が愛の働きがあると書きましたが、神社の御祭神によって、どの魂の働きが強いかが違います。
参拝する時は、事前に神社の御祭神や由緒などを調べておくといいでしょう。
私が脳腫瘍で苦しんでいた時は、肉体と霊魂のムスビを強くするために、まず奈良の石上神宮へ。霊魂が肉体から完全に離別した時が死ですから、その意味で生命力の根源に通ずる御神徳だと思います。新嘗祭の前夜に天皇陛下の霊力を高める役割を担っているくらいですから、凄い神気です。
その後、諏訪大社から厳島神社まで各地の神社を参拝しました。行く先々の神社の神域で、さまざまな神気を浴びましたが、その甲斐あって自然寛解できたのかもしれません。
文字通り、森林浴と神気浴ですね。