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大和心

第32回 伊勢神宮で、その2

著者:小山一夫 / 公開日:2022-03-21

掲載準備版・未公開。公開日は元ブログの投稿日です。

1967年秋に伊勢神宮を訪れた英国の歴史家トインビー博士は、清らかな五十鈴川や鬱蒼たる杉の大木を見ながら内宮へ。そして心静かに参拝。その後、神楽殿で次のように毛筆で記帳しました。

Here, in this holy place, I feel the underlying unity of all religions.Toynbee 29 Nov, 1967

「ここで、この聖なる地において、私はあらゆる宗教の根底にある統一的なるものを感じます」

伊勢サミットの時、

安倍総理がG7の首脳達を伊勢神宮の内宮に案内しました。そして全員で御垣内参拝という特別参拝を神式で行いました。敬虔なキリスト教徒の方々も、真摯に神前に向かって拝礼。

テレビでその光景を見ていた私は、

あのような穏やかさが各国の首脳達に常に備わっていたら、きっと世界は平和になるだろう、と思いました。

トインビーの受けた感銘を、そしてその魂の鎮まりを、G7の首脳達も大なり小なり感じたことでしょう。その意味でも伊勢サミットは有意義だったと思います。

そして戦後初めて、米国大統領が広島を訪問。

原爆死没者慰霊碑に献花し黙祷を捧げました。

「核なき世界」を理想とするオバマ大統領にとっても、きっと思い出深い出来事だったことでしょう。

ただ、核戦争を起こさないためにも超大国に核兵器が必要なんだ、というかつての論理は、インド、パキスタン、イスラエル、北朝鮮などが次々と核保有国になってゆく中、あまり説得力がないような気がします。

人類に真の平和が訪れるのは、

果たしていつのことなのでしょうか?