
瓊瓊杵尊については論点の切り口が多岐にわたりますが、今回は天孫降臨に焦点をあてたいと思います。
瓊瓊杵尊は三種の神器と共に「高千穂の久士布流多気(くじふるたけ)」に天降ります。
その天孫降臨の地としては、現在の宮崎県と鹿児島県に各々伝承がありますが、どちらか一方に決めるだけの決定的な材料はありません。
ところで、日本の国土は世界の縮図だという話があります。
おそらく北海道が北米、本州がユーラシア、四国がオーストラリア、九州がアフリカに似ているところからでたのでしょう。仮にそれに従うなら、天孫降臨の地・九州はアフリカということになります。
古神道では天孫降臨の話を、人類誕生の説話だと考えています。
古神道では「人」は「霊止(ひと)」つまり直霊が止(とど)まっている存在だと説明しています。
すべての生物の中で唯一人間だけが直霊を持っていますが、言い換えると、直霊があるかどうかが、人間と他の生物との決定的な違いだと言えます。
四魂は国津神から付与されますが、直霊は天津神から与えられます。
その最初のきっかけが瓊瓊杵尊の天孫降臨なのです。