
AI(2001年、スティーヴン・スピルバーグ監督)
アンドリューNDR114(1999年、原作アイザック・アシモフ)
これらの映画は、ロボットが人間のようになろうとするストーリーです。
生とは何か、死とは何か、それを考える上で沢山のヒントを与えてくれます。
科学の発展により、人間がロボットに近づき、またロボットが人間に近づいてゆくとき、その交わる点はいったいどこになるのでしょう。
ところで先日量子コンピュータがいよいよ実用段階に入ったというニュースを見ました。
これは従来のコンピュータとは全く異なる量子力学から生まれた画期的なものです。
理論上では、現在最速を誇るスーパーコンピュータで数千年かかるような計算でも、わずか数十秒で行うことができるそうです。それにAIつまり人工知能が搭載され、自己進化をし続けるようになったら、果たして、どのような未来になるのでしょう。
またDNAを構成する塩基分子の結合を利用したDNAコンピュータの研究も進んでいます。
こちらはこれまでのコンピュータの不得意だった分野の問題について、その種類によっては、20世紀末のスーパーコンピュータの1億倍もの計算スピードを実現するだろうと予想されています。
この量子コンピュータやDNAコンピュータだけでなく、他にもニューロコンピュータなど、様々な形態の革新的なコンピュータが近い将来実用化された時、はたして人間はそれらを使いこなせるでしょうか。
機械が卓越した知能と意思を持ち、人間の制御能力を超えたとき、逆に人間が支配されるリスクはないのでしょうか。
研究者の中には、
「先進国の人口は2030年までにロボットの数に抜かれる。また10年後には人間を超える身体能力を身につけ、20年後にはAI(人工知能)が人間と同等の知能を持ち、25年後には認識能力でも人間を上まわるだろう。そして2050年頃にはコンピュータは、人間の脳90億個分の機能を持つことになるだろう」という人達もいます。
彼らの中では、いつ、どの段階で、人類の持つ権利と同じ権利を与えるか、が議論されています。