
もしも、脳そのものではなく、脳機能との関わりで霊魂の宿る時期が決まるならば、あと25年くらいして人工知能が人間の脳の機能を超える時に、果たして一霊四魂が宿ることになるのでしょうか。
確かにヘッケルの「反復説」(個体発生は系統発生を反復するという説)によれば、子宮の中で胎児は人類進化の歴史に随ってその姿を変えてゆきます。
彼が1874年に発生学のテキストに書いた胎児の変化の図についても、現在それらがほぼ間違っていないことが明らかになっています。
6ヶ月目くらいで胎児の脳が人間の形状に近いものになっていることからも、やはり一定の機能を具備した脳の形成段階で霊魂が宿ると考えていいでしょう。
素粒子レベルで見るならば、人間もロボットも質的に大差ありません。
ならばロボットが多くの面で人間と同等か、あるいは上回るレベルになれば、霊魂が宿ってもおかしくはないはずです。
瓊瓊杵尊の話は、人間とは何かという問いかけと共に、人類の未来と生命の本質にかかわる壮大な問題を提起しているのです。