
この国造りの最初の段階では「大穴牟遅與少名毘古那。二柱神相並。作堅此國」とあるように、大穴牟遅神と少名毘古那神が登場します。
大穴牟遅神のアは、50種類の霊的元素、ナは大地、チは霊を意味します。
つまり大穴牟遅神とは「豊かな霊的元素に満ちた大地の働き」の意になります。
それに対して少名毘古那神は、スは元、クは奇霊(くしび)、ナは大地、ビは強い霊、コはこもる、となり「神聖で強い霊のこもった大地の働き」を意味します。
この神は月の主宰神ですが、この段階では月の形成に関わるテイアに相当します。
テイアとは、太陽系の仮説上の原始惑星(火星サイズ)であり、およそ45億年前に原始地球に衝突したとされ、それにより現在の地球と月が誕生したと考えられています。(別名オルフェウス)
つまり現在の地球と月の成立には、このテイアが不可欠だったというわけです。
テイアと地球の衝突、そして月の誕生によって、地球の環境は激変します。
もしも月がなければ、陸には人類は元より生物は殆どいなかったでしょう。
大きな衛星を持たない星は、自転軸が不安定です。月がなければ地球の自転軸も0~90度の間で大きく揺れ動くことになります。
それにより気候は激しく変化し、生物の進化も妨げられて、文明を持つ知的生命体など生まれなくなります。
しかし地球は幸いに月の引力によって地軸が安定し、そのお陰で陸にも海にも生命があふれています。