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大和心

第87回 伊勢の旅-5

著者:小山一夫 / 公開日:2022-06-06

掲載準備版・未公開。公開日は元ブログの投稿日です。

正面右奥の駐車場近くに石碑があります。

こちらは国学者・本居宣長翁の墨跡をもとに作られたものです。

大御神宮に詣でて

玉串大内人定津ぬし

の家にやどりてあるじ

によみてまいらす

宣長

神世より神の御末と

つたへ来て名くはし宇

治乃土公わが勢

以前、松阪市にある本居宣長奥津墓を訪問したことがあります。

宣長の生涯を想いつつ、なんとも感慨深かったのを思い出しますが、すぐ横に平田篤胤の石碑がありました。

「なきがらは 何處の土に なりぬとも 魂は翁の もとに往かなむ」

篤胤は、宣長の生前一度も会ったことはありませんでしたが、没後の門人として加わろうとして宣長の実子である春庭に書簡を送っています。それによりますと、夢に宣長が現れて、師弟関係を結んだと述べていますが、ずいぶん無理のある話だと思いました。

ただ、前述の歌碑の歌を見ますと、宣長に対する思慕が相当なものだったことは確かです。

40年以上国学を学んだ自分から見ますと、篤胤の思想はとても受け入れ難いものですが。。。