さて、この至誠通天ですが、そのもとになるのは「浄心」です。
これは古神道において基本中の基本なのですが、現実には「言うは易し行うは難し」でとても簡単にはゆきません。
最初は「浄心」を心掛けてよいのですが、意識してる内はまだ身についていません。
「從心所欲、不踰矩」
つまり「心の欲する所に従って矩(のり)を踰(こ)えず」の境地で、意識することなく「浄心」に在るのを理想としています。
長年にわたり、古神道を学び、また幽斎(かくりいはひ)の修行をしていても、「浄心」に程遠く「至誠通天」がなければ、神界に通ずることは出来ません。
ですから、神気を感ずる程度でよいならまだしも、霊肉分離して神人合一を目指すなら、このふたつは間違いなく必須です。