天照大御神は男神か、女神か?
江戸時代までしばしば議論されたテーマです。
古神道では、元々そのような区別はなかったのですが、昨今耳にすることがありました。それは女系天皇の是非についての流れからです。つまり天照大御神が女神なのだから、そもそも天皇家は女系ではないかという話でした。
平安時代に伊勢神宮に奉納する天照大御神の装束一式がほとんど男性用の衣装だったこと等により、昔から男神説と女神説の両方あったわけですが、仏教と習合してしまったことでさらに滅茶苦茶な話になってしまいました。困ったことですが。
古事記では序文でことわり書きがあるものの、本文において神を擬人化してしまったために、残念なことに、神にあたかも性別があるかのような誤解を招いてしまいました。
では本当はどうなのでしょうか。
古神道では、下記の様になっています。
太陽の司神は、大日霊女貴
太陽の直霊は、向津姫ノ命
太陽の奇御魂は、天ノ思金命
太陽の荒御魂は、建甕槌命
太陽の和御魂は、経津主命
太陽の幸御魂は、豊受比女命
地球の司神は、現界は奥山津見命、幽界は大己貴命
月の司神は、現界は少彦名命、幽界は少彦貴命
恒星 (太陽)系全体の主宰神は、天照大御神
惑星としての地球の主宰神は、大国主命
衛星としての月の主宰神は、月読命
太陽・地球・月の3か所を兼ねるときの荒御魂は、素佐男命