ですが古神道の方はそう簡単な話ではありません。
古神道では、ある段階に達すると実際に神感法という現象が起こるとされています。
これは本人の意思ではなく、神界の意思で帰神(神人合一)するもので、睡眠中でなくとも起こることがあります。だから他の場合とは、全く異なる次元の話だと言っていいでしょう。
ところで、前述の塚原卜伝のような霊夢による神伝についても、夢の中で潜在記憶に心身が深く反応して強烈な閃きを受けたのか、あるいは本当に神人合一の境に入ったのか、両方の可能性があります。
またもしかすると、深夜、天狗などの神仏の化身等から奥義を授かるケースでも、本人が夢だと自覚していないだけで同様の状況だったのかもしれません。
いずれにしても日々の過酷な鍛錬なくしては、このような天啓というか閃きもなかったに違いないでしょう。まさしく直観智というべきだと思います。