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大和心

第157回 隔たり-1

著者:小山一夫 / 公開日:2022-11-01

掲載準備版・未公開。公開日は元ブログの投稿日です。

国学と古神道を学ぶようになってもう50年近くになります。

10数年にわたる先生方の御指導のお蔭で、基本的な部分については、ある程度修得することが出来ましたが、先生方の帰幽後は、進歩の速度が突如として遅くなり、以後、残念ながら一進一退を繰り返しています。

若い頃は、一心に努力すれば、先生方に少しずつでも近づけるような気がしていました。

ですが、時が経つにつれて、その期待は崩れてゆきました。

「3歩進んで2歩さがる」ではなく、全く逆に「3歩進んだら5歩遠ざかったような思い」になりました。

実感は少ないものの、薄皮をめくるように、自分としては僅かながらも前進していると思うのですが

先生方の境地が、日増しに遠ざかってゆくような感覚なのです。

理解が深まれば深まるほど、神界に接すれば接するほど、如何に先生方が凄かったか、その差を痛感するのです。そしてその差は、年を重ねるに従って、大きくなってゆき、文字通り、落胆と失望の日々を過ごすようになりました。

質問できる方が一人もいないというのは、本当に辛いものです。

研究や体験を通して得られた仮説を確認するすべがないからです。

それでこのままではダメだと思い、数年前から修行と研究に専念することにしたのですが、最近、ますます隔たりが大きくなってゆく感じがしています。