
フィンランドやトルコでは、日本が日露戦争に勝利したことで親日国になったそうです。
ロシアはこれらの国々にとって、昔から脅威でしたから。
特にトルコでは東郷平八郎海軍大将が英雄視され、その年に生まれた子供の多くが「トーゴ―」と名付けられたそうです。凄いですね。
トルコでは、1887年のエルトゥールル号遭難事件の件もあって、日本に対する友好的感情も高かったですし。第二次大戦でも連合国の圧力により日本に宣戦布告しましたが、日本に対する軍事行動は全くありませんでした。
バルチック艦隊撃破でトルコ男児の多くが「トーゴー」の名に 祖国を護るために身を捧げた多くの軍人たちの生き方は、我々に多くのことを語りかけてくる──。 日露戦争、中でもバルチック艦隊を破った日本海海戦の勝利は、指揮官である海軍大将(元帥)…

www.news-postseven.com

一方、乃木希典大将は悲劇のヒーローでした。
降伏したロシア兵への寛大な処遇も世界から広く賞賛され、後にドイツ、フランス、イギリス等々から勲章も授与されています。ただ旅順攻囲戦で二人の子息を戦争で亡くしたこと、そして多数の将兵を失ったこともあり、帰国後に設定された歓迎会をすべて断ったそうです。
この映画では旅順攻略を描いていますが、観ていて何度も目頭が熱くなりました。
本当に苦しい困難な戦いを、多くの犠牲の上で制したわけですが、その過程はあまりに悲惨でした。
あれではとても「凱旋」という思いにはなれなかったのでしょう。
映画の最後で宮中に参内し、天皇陛下の前で「復命書」を奏上するのですが、さすがに涙がこみ上げてきました。(涙もろい方ではないのですが。。)
この作品は、一見の価値があると思います。
「 然ルニ斯ノ如キ忠勇ノ将卒ヲ以テ 旅順ノ攻城ニハ半歳ノ長日月ヲ要シ、 多大ノ犠牲ヲ供シ、 奉天付近ノ会戦ニハ攻撃力ノ欠乏ニ因リ、 退路遮断ノ任務ヲ全クスルニ至ラズ。 又敵騎大集団ノ我ガ左側背ニ行動スルニ当リ、 此ヲ撃摧スルノ好機ヲ獲ザリシハ 臣ガ終生ノ遺憾 ニシテ恐懼措ク能ハザル所ナリ」