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大和心

第187回 「宇宙誕生に神は不要」ホーキング博士ー1

著者:小山一夫 / 公開日:2023-01-09

掲載準備版・未公開。公開日は元ブログの投稿日です。

『英国の著名な理論物理学者スティーブン・ホーキング博士らによる宇宙論の新刊「ザ・グランド・デザイン」が7日、発売されました。

この本でホーキング博士は「宇宙誕生に神は必要ない」と主張。創造主の存在を前提とするキリスト教やユダヤ教の指導者らから批判も出ています。

物理法則には「出来すぎ」と思える偶然の一致のようなものがいくつも見つかっており、ニュートンら著名な科学者には「宇宙は神によって絶妙にデザインされた」と考える人もいました。

これに対してホーキング博士らは、宇宙は「無」から自発的に生まれると考えてきました。新刊では、量子力学に重力の理論を組み合わせた最新の研究成果から、偶然の一致に見える現象は「慈悲深い創造主なしで説明は可能」としています。

しかし英メディアによると、宗教指導者からは異論も相次いでいます。

英国教会を指導するカンタベリー大主教のローワン・ウィリアムズ氏は「神への信仰とは、宇宙の営みを説明するため、溝を埋めるものではない。すべてのものが究極的に依存する知的かつ現存のものを信じるということだ」と述べています。

英国のユダヤ教律法学者のジョナサン・サックス氏も「科学は説明をするもので、宗教は解釈をするものだ。聖書は単純に、宇宙の誕生の仕方に関心があるわけではない」と言っている。 』

『「宇宙誕生に神は不要」 ホーキング博士ら、新刊で主張』2010年9月8日21時11分配信の記事です。http://www.asahi.com/science/update/0908/TKY201009080384.html

1981年のことですが、バチカンがホーキング博士ら科学者を招待して宇宙論について意見を求めました。会議の最後に法皇に謁見した際、法皇は「ビッグバン以後の宇宙の進化を研究することはよいが、ビッグバン自体を突き詰めようとしてはいけない」という趣旨の発言をされたそうです。