
奈良県桜井市の大神神社は、大和國一宮です。
本殿はなく、三輪山を御神体としている日本最古の神社の一つです。
記紀には、この神社に関する記述が多くみられます。
それほど重要な意味を持つ神社だという事でしょう。
2.日本書紀巻第一(神代上)一書
「今此の国を理むるは、唯吾一身のみなり。其れ吾と共に天下を理む可き者蓋し有りや」と。時に神光海を照し、忽然に浮び来る者有り。曰はく、「如し吾在らずば、汝何にぞ能く此の国を平けまし。
吾在るに由りての故に、汝其の大造之績を建つることを得たり」と。此の時大己貴神問ひて曰はく、「然らば則ち汝は是れ誰ぞ」。対へて曰はく、「吾は是れ汝が幸魂奇魂なり」。大己貴神の曰はく、「唯然なり。迺ち汝は此れ吾が幸魂奇魂なりけりと知りぬ。今何処にか住まむと欲ふや」。対へて曰はく、「吾は日本国の三諸山に住まむと欲(おも)ふ」と、故れ即ち官を彼処に営りて、就きて居しまさしむ。此れ大三輪之神なり(中略)。」