『仁徳七年、仁徳天皇が高台にお立ちになり、遠くをご覧になったところ、百姓の家が困窮していて、ご飯を炊く煙すら上がっていないことをご心配になりました。そして三年間徴税をやめ、税金を取らなかったのです。関心のある方はぜひ『日本書紀』を読んでみてください。
そのとき仁徳天皇は、次のようなことを皇后におっしゃいました。
「それ天の君として立つには、百姓のため」
天が君主を立てたのは百姓、民のためであり、民が飢えればそれは天皇の責任であるということです。天皇自らが「国民の幸せのために天皇がある」「国民が不幸になれば、それは天皇の責任だ」と明言なさったのです。
現代社会の目で見れば、さして驚かないという人がいるかもしれません。しかし世界の歴史を通覧すれば、こんなことを口にして実行した帝王はほかにいません。
仮に、中国の皇帝がかつて一人でも「民が飢えるのは皇帝のせいだ」という治世をしていたら、その王朝は今でも存続していたことでしょう。「皇帝は人民のためにある」「人民の幸せのために尽くす」という皇帝は中国史上、皆無でした。』(「日本人の原点がわかる国体の授業」竹田恒泰著)
この話は昔からよく知られています。
仁徳天皇が実在したかどうかは議論のあるところですが、日本にこのような天皇が複数おられたから、皇室が現代まで続いたのでしょう。(もっとも戦後は象徴天皇ですが)
でも今の時代は、
国民の生活苦などお構いなしに、物価の上昇、増税や社会保険料等の負担増の話題ばかり。
一度くらい仁徳天皇のように「国民の生活が苦しいのは政治のせいだ」と考えて欲しいものです。
選挙の前だけバラマキ政策という誤魔化しはもう通用しないでしょう。