
本居宣長は、その著書 「うひ山ぶみ」の中で「国学」について 神学、有識之学、記録、歌学の四つの科目に分類しています。
神学とは神道の特に純粋な部分を、有識之学とは有識故実の学問を、記録とは歴史学を、そして歌学とは万葉集などの和歌学を意味します。つまり日本古来の思想や芸術、そして歴史や伝統を学ぶのが「国学」だとしているわけです。
ただ宣長自身は「国学」ではなく「古学」という語を好んでいたので、国学者というよりも「古学者」と呼んで欲しかったと思います。
「古学とは、すべて後世の説にかかはらず、何事も古書によりて、その本を考へ、上代の事をつまびらかに明らむる学問なり」(「うひ山ぶみ」)
その時代には、「本教学」「皇学」「古道学」等の言い方もありましたが、意味としてはそれぞれ異なっています。ただ古事記を重視するという宣長のスタンスは、いわゆる国学者達には広く共感を得られていたようです。
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