明治36年の御製です。
千早ぶる 神のかためし わが國を
民と共にも守らざらめや

この御製も日露戦争の前年に詠まれたものです。
日英同盟はあっても、積極的に加勢してくれるわけではありません。
自分の国は自分達で守らなければならないのです。
国とは国民あってのものです。
皆で力を合わせ、安らけく平らけく、平和で幸せに暮らせる世をつくるためにどうすればいいのか、明治の世はそれを模索しながら、富国強兵政策など様々な改革を進めた訳です。
しかしロシアは欧米列強によって力を失いつつある清国とは違います。
世界に冠たる大国です。天皇は不本意とはいえ、避けられない戦いかもしれないと思われていたことでしょう。日清戦争では確かに勝利することが出来ましたが、まだ日本も戦後の立て直しの途上です。そこでさらに大きな大戦を迎えるわけです。不安のないはずはありません。