
『巡幸中のある日、寝ようとした際、蚊の大群に襲われたことがありました。侍従が蚊帳に入るよう進言すると、天皇は、一般の民衆には蚊帳がない、自分は一般の民衆と同じような体験をしたい、貴族のように立派な蚊帳の中にいては民の気持ちなどわからない、蚊に襲われることがないような巡幸は本当の巡幸ではない、と答えた。』(「明治天皇を語る(新潮新書)」)
大御心とは、なんと尊いものなのでしょう。
「国民に寄り添う」という言葉を時折耳にしますが、明治天皇の場合、片時も途切れることなく、常に徹底されていたようです。
御自らお言葉にされなくとも、その大御心は自然に国民にも伝わってゆきます。
神武建国以来122代続く天皇の歴史の中でも、際立った輝きを感じざるを得ません。
ドナルド・キーン - Wikipedia

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