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大和心

第319回 国学 神国考-8

著者:小山一夫 / 公開日:2023-11-10

掲載準備版・未公開。公開日は元ブログの投稿日です。

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「謹んで按ずるに、神州は太陽の出づる所、元気の始まる所にして、天日之嗣、世宸極を御し、終古易らず。固より大地の元首にして、万国の綱紀なり。誠によろしく宇内に照臨し、皇化のおよぶところ、遠邇あることなかるべし。」(「新論」会沢正志斎)

維新の志士達の精神的支柱となった国体論は、水戸学の会沢正志斎の「新論」に基づきます。その「新論」冒頭で、会沢正志斎は、上記のように神国論を説いています。

神州とは、神国である日本を漢語的に表現したものです。太陽の出づる所とは、単なる地理的な意味ではなく、天照大神を祀る国であることを示唆しています。元気とは、宇宙万物を生成化育する産霊の働き、そして天照大神の御神威であり、我が国はまさにその根源に繋がる神国なのです。

天日之嗣とは、天津神の霊継(ひつぎ)の嗣を意味し、その皇子が代々皇位を継がれ、永遠に変わることがない(終古易らず)のが我が国であること。(天皇は)固より大地、この世の元首(頭首)であり、それは世界の範たるものである。誠に天皇の御威光と御徳は世界中に輝き、その皇化の及ぶ所、遠近至らぬところはない、と。