
明治天皇は日清戦争も日露戦争も反対されていました。
なぜ天皇の意思は国政に反映できなかったのでしようか。
憲法上は天皇が国の決定権を掌握することになっていましたが、現実には建前にすぎませんでした。
戦争を始めるに際しては、議会の決議でほぼ確定してしまいます。
勿論、開戦の詔書には天皇の御名御璽が必須ですが、それは形式的なものであり、慣習として全て承認することになっていたのです。天皇は建前上は拒否できることになっていますが、現実には追認するしかありませんでした。
君臨すれども統治せず、権威あれども権力無し、
という位置付けだったわけです。