中山『当大神神社の御祭神の御神名に就き、大国主命の和魂。大国主命の幸魂、奇魂と、両様に伝承されて居りますが、此の和魂と、幸魂、奇魂 との御関係に就いて御啓示を賜り度く存じます。』
御啓示『此れは即ち、皇学、現代の言葉にて語る。霊学と申すものを学ばずんば、解決出来ぬ。然りと雖も語る。
先ず和魂、汝達この吾が大神、大国主の神に非ず。大地、大国主の神の別の活用と為して、和魂、大物主の神なり。
この御魂、即ち奈良の都を治め給う天皇命に憑依つきて、天皇命の顕身をも守護り給う和魂。大和大物主、奇瓺魂(くしみかたま)大神と汝達は申して居るも、他に神名の活用がある。
幸魂、奇魂、此の活用、日本書紀、古事記、記載して居る如く、大和大物主、奇瓺魂大神と申して良い。全く書紀、古事記に記載して居る神の活用なり。故に大国主神に非ず。
又狭井神社の所に大物主神の荒魂とあるが、此れは非が事なり。大物主神の荒魂と言う事は違う。それ故、鈴木重道、伊勢大審神者に聞くべし。大国主神の荒魂に非ずと汝達は混同致して居る。大国主神の荒魂と申す神にて、大物主神の荒魂に非ず。良く思考致す可し。大物主神の荒魂に非ず。』(「古法式幽斎記録撰」)
大国主神、大物主神、大穴持命、大己貴神の御神名ごとの意味の違い(神の働きの違い)を知ることが重要。
例えば大国主命は多くの「亦の名」を持つ。大穴牟遅神、葦原色許男神、八千矛神、宇都志國玉、大己貴命、於褒婀娜武智、大穴持命、大物主神等々。この「亦の名」とは、単なる別名ではない。大国主神が広大な働きを持つ神であるために、顕界に働きを及ぼす際に、その働きごとに個別の神名が与えられている。つまり大元の神は大国主神だが、各「亦の名」の神々は必ずしも同じ神とは言えない。