以前に書いた手記をここにアップしたいと思います。
古神道の視点から、祓祝詞を考察します。
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上記各社の公式・正式幽斎に関して、北海道・明治神社の鈴木重道氏(佐藤翁に師事)が、その著書「一本の道」にいくつかの体験記を書かれている。その後半部分にて、神社本庁事務総長(当時)の林栄治氏が「跋」の一文を寄せている。ここにご紹介させて頂く。
『 跋
一陣の風が吹き渡る。神霊の降臨に先立って斎場を祓い清めるが如くである。静心沈思を凝らして祈るとき、やがて「うけひ」の境地に入る。「うけひ」は、誓霊・祈霊・誓約・盟ひ・祈ひ等と古典に見える。この誓霊とは何か。その探求が、私の同窓であり長年の知己である鈴木重道宮司をして本書を執筆せしめた動機であろう。
「まつり」には顕斎(うつしいはひ)があり幽斎(かくりいはひ)がある。顕斎の文字は神武紀に初見があり、この方式は爾来今日に至るまで神社に於いて一般に執り行われてゐるところである。これに対して幽斎のことは神功皇后紀にその委細が述べられ、これは帰神(かむがかり)の秘事に属するので、一般には行われてゐない。しかし幽斎の「うけひ」によって帰神する方式こそが神訓を戴くことができる道であることは、解ってはゐるが、いつしか幽(かそ)けくなってゐた。
この帰神の道は、世上巷間に往々にしてその一部を行ふ宗教などもあるが、その何れもが十全なものであるとは言い難い。すなはち、帰神者に憑依するカミにも程度の差異があるからである。