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大和心

第391回 大祓祝詞を考える―2

著者:小山一夫 / 公開日:2024-05-19

掲載準備版・未公開。公開日は元ブログの投稿日です。

以前に書いた手記をここにアップしたいと思います。

「大祓祝詞」を佐藤卿彦先生の著書「顕神本田霊学幽斎記録篇」を手掛かりに考察します。

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帰神術の古典に見える実証として、佐藤翁は顕神本田霊学法典において古事記2例(上巻・天岩戸の段、中巻・仲哀天皇の条)、日本書紀4例(巻一神代上・天石窟の段、巻五・崇神天皇の御紀、巻八・仲哀天皇の御紀、巻九・神功皇后の御紀)を挙げている。

幽斎には、公式、正式、普通の三種類がある。佐藤翁によれば、

『公式幽斎とは神界から直接の御命令で施行致すもので、天下国家に関する神々の御経綸(国家繁栄・治国。済民の方策)を承り奉仕致すもの。正式幽斎とは幽斎に奉仕致す審神者が神主を通じて(他感法)神界に於いて必要とされる御啓示を賜わって施行致すもので、神社奉祀の神界の幽の祓い行事はこれに属する。普通幽斎とは神々の御経綸に奉仕する為の諸々の御注意を賜わる或は質疑に対し個々に亘って御啓示を賜わるもので、本書発行についても度々御神意を伺い、解説についても明解な御教示を賜わって居るものである。』(「顕神本田霊学法典」)とある。

祝詞を奏上するだけで神界に到達できるか?一番大事な点は、そこだと思う。到達でなければ、ただ声を上げて文章を読んでいるだけに過ぎない。そう言うと、言霊の働きがあるから可能だ、という人もいるだろう。だがそれは思い込みというか、信仰の世界の話だ。神界に通ずるにはどうすべきか、これが神道の最も重要な課題である。佐藤翁は、

『本田翁は神伝秘書に、「幽斎ハ宇宙ノ主宰二感合シ親シク八百万神二接ス、其ノ修シ得ルニ至テハ 至大無外、至小無内,無遠近、無大小、無広狭、無明暗、過去卜現在卜未来トワ問ハズ一モ通ゼザルハナシ。是即チ惟神ノ妙法常二 服鷹スペキモノアリ」と。

此の書を鑑るものは、宜しく自らその神法を厳修し、親しく神明に感合して神霊厳存の事実を確認し、幽妙の境に到達すべく切角努力研鑽せんことを希うものである』(「顕神本田霊学法典」)

と述べているが、これは神に通ずる事こそが幽斎の真義であることを明快に示している。