神道と日本の記事一覧

大和心

第459回 本田霊学の継承-18(2/3)

著者:小山一夫 / 公開日:2024-07-24

掲載準備版・未公開。公開日は元ブログの投稿日です。

の章がありますが、万物(差し当って動物)には四魂(本情)は授けるが霊性(直霊)がない。霊を 授かるのは之を取る力徳を具えた人間だけであるという事になります。この一霊は道即ち神を知る活力を持っている。そこで人間の始祖は特に神の意して造ったものという事になります。この尊貴なる霊を受け取るのは何時か、その点には触れて居ないのであります。然し副島の蒼海窓問答にはその点について次の章が残されています。

人生れて其の霊始めて顕はる。然れども、其の父母交感の時、既に魂・体・力の三者を備へ得たり。然らずんば其の生るるに及びて何の種子か能く突然に天地の霊を引かんや。唯其の胎内に在りては、其の魂母氏と接続するのみ。而して其れ実に母胎の之を包羅すること、猶天地の人を包羅するごときなり。 (全集四五五頁〉

と理路整然とのべて居ります。

更に「蒼海窓問答」には、

夫れ心臓の四竅は豈四魂の在る所ならずや。:::試みに之を験さんか、人胎内に在りて其の機械の先づ成る者は心〈臓〉なり。脳之に次ぐ。諸体格又之に次ぐ。陰部は最後為り。脳は体格の運営を司どる。而して心は精神を主どる。夫れ心病みて精神去らざるなり。脳患ひて精神先づ失ふ。是を以て死人の脳に侔し。脳為る哀れむ可きなり。且つ子又試みに心意の動きを検さんか、懼るれば心悸きて後 頭岑々たり。憂ふれば心凝結を作して肢体力無し。勇めば心動かずして全身緊張す。懣ゆれば心塞がりて口吃々為り。懼憂は愛に属し、勇懣は勇に属して脳は関はらざるなり。思恥の智に属して耳熱を相為し、謙下の礼に属して辞色和易するは、又心臓の作用なり。四魂の心臓に在るや明らかなり。