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大和心

第478回 本田霊学の継承-27

著者:小山一夫 / 公開日:2024-08-07

掲載準備版・未公開。公開日は元ブログの投稿日です。

「本田親徳研究」(鈴木重道氏)を参考に本田霊学の継承について御紹介したいと思う。解説については自説であり、本田霊学としての公式見解ではない。

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前述の三輪家の「布留倍之霊由良」は杉の箱に納められており、これと共に本田翁御使用の岩笛壱個(石質は瑪瑙石、極めて堅く目方800匁、約3キロの重さがあった。中高にしてカマボコ形の石なりとある。友清歓真氏は譲渡を切望するが断られた。)、そして御霊代が祭壇に祀られているという。3キロ近い岩笛というのは吹くに際してかなり重いと思うが、本田翁も複数の岩笛を持っていて使い分けしていたのだろう。

この「布留倍之霊由良」に古事記神理解についての記述がある。

「本田先生ガ鎮魂帰神の原理ヲ難解古事記ヲ解釈シテ説クル本一冊在リ。神理解ト云フ。此ノ本ハ副島伯爵家に傳ワリ翁ノ庭内氏神ノ社ニ秘蔵セル由ナリ」。

そして三輪家先代武翁が副島翁より金銭を納めれば書寫を許すと言われたが、武翁は見合わせたという。これは椙麿氏の話として紹介されている。何故副島翁がそのような返答をされたのか、その理由は分からないが、当時はそれが慣例だったのかもしれない。或いは、真剣さを測るためだろうか、いずれにしても副島翁の性格からして金銭欲故でないことは容易に推測できよう。

また当該巻物に椙麿氏が審神者をしていたという記述がある。これは三輪武氏の伝授によるものだろうから、三輪家にも審神者の法が伝わっていたことになる。