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大和心

第510回 本田霊学の継承-39(1/2)

著者:小山一夫 / 公開日:2024-08-23

掲載準備版・未公開。公開日は元ブログの投稿日です。

「本田親徳研究」(鈴木重道氏)を参考に本田霊学の継承について御紹介したいと思う。解説については自説であり、本田霊学としての公式見解ではない。

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友清歓真「選集第一巻」によれば、

『本田親徳翁は、今日まで餘り世間に其の名をさへ知られる隱れたる偉人であるが、將來の日本、將來の世界に於ては、世界の大勢たる靈的文明の樹立と共に、過去の世紀に於ける釋迦基督の如くに、否な或ひは其れ以上に地上人類の崇敬と讃嘆とを拂はしむるに至るべき一大人物である。』

『翁は二十三歳の頃、京都伏見に遊び、狐憑きの七歳の少年が巧みに歌を詠むと云ふことを聞かれ、「そんな馬鹿なことがあるものか」と色々議論の末、それでは實地に就て調べて見やうと云ふ事になり、少年を訪問して「お前は何か憑いて居て巧い歌を詠むさうだが、どんな歌でも直ぐに詠むことが出來るか」と訊くと少年の面ざしは見る〜間に變り、どんな歌でも詠むと答へ硯を磨りながら「題を與え給へ」と言ふ。そこで翁は時恰も十月の冷たい雨が降つて居て其處の庭には哀れな紅葉の葉が雨に打ち落されて居たので、この庭の景色を詠んで見よと、註交せらるゝと、直ちに筆を取り上げて、

庭もせに散るさへ惜きもみぢ葉をくちも果てよとふる時雨かな。