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大和心

第529回 本田霊学の継承-47(1/3)

著者:小山一夫 / 公開日:2024-09-11

掲載準備版・未公開。公開日は元ブログの投稿日です。

「本田親徳研究」(鈴木重道氏)を参考に本田霊学の継承について御紹介したいと思う。解説については自説であり、本田霊学としての公式見解ではない。

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『(ロ)帰神術

長沢雄楯の右に挙げた師に対する評言に関係して、本田霊学に伝えた帰神術について触れ度いと思います。巳に全集所収の「帰神」三七二~三七六頁に明載してありますから、読者は就いて御覧願い度いと思いますが、その冒頭の文を掲げますと、

帰神

帰神ノ法ヲ幽斎ノ法トイフ。神界ニ感合スルノ道ハ至尊至貴、濫に語ル可キ者ニ非ズ。吾朝古典往々其実績ヲ載スト錐モ、中世祭祀ノ道衰へ其術ヲ失フ既ニ久シ。神法ニ依リ其古ニ復ス。是即チ玄理ノ窮極、皇祖ノ以テ皇孫ニ伝へシ治国ノ大本ニシテ祭祀ノ蘊奥ナリ。蓋シ幽斎ノ法タル至厳至重、深ク戒慎シ其人ニ非レバ行フ可ラザル者アリ。濫ニ伝フ可ラザル意玆ニ存ス。然リト雄モ其精神万難ニ撓(いた)マズ、自ラ彊メテ止マザレバ竟ニ能ク其妙境ニ達スル事ヲ得ン。後ノ此伝ヲ受クル者厥(そ)レ之ヲ諒セヨ。幽冥ニ通ズルノ道唯其レ専修ニ在リ。茲ニ其法ヲ示ス。

と堂々と宣言して次に七章の自修の要を明示しています(七章は後出)。更に服膺すべき心得七条を掲げ、次に帰神の標目として、(中略)と明示し、更に

帰神ニ重要ナルハ審神者トス。其人ニ非レバ即チ能ハザル者也。其注意周到ニシテ胆  力アリ、学識アリテ理非ヲ明ニスルニ速カナルヲ要ス。

と指摘して審神者の覚悟と心得を八項目掲げている。(八項目は後出)之等は皆先の長沢の評言に裏付けられるものがあります。この有形無形について長沢雄楯著「惟神」〔註一〕には、

無形神懸ハ憑霊現象ノ形ニ現レズ甚シキニ至リテハ自己モ之ヲ知ラザルコトアリ。一ニ幽ノ神懸ト云フ。有形神懸ハ普ク行フ者ニシテ形式アリ、憑霊現象ノ外形ニ現レテ一見憑霊ト知ラルル者ヲ謂フ。一ニ顕ノ神懸ト云フ。