以前に書いた手記をここにアップしたいと思います。
「大祓祝詞」を佐藤卿彦先生の著書「顕神本田霊学幽斎記録篇」を手掛かりに考察します。
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(注)「祝詞用語表現辞典」では、「天津罪」を「高天原に起源のある重罪。農耕を妨害する罪」とする。
(注)「大祓詞の心~大祓詞の解釈と信仰」(以下「祝詞の心」)では、天津罪国津罪について、それぞれ次のように説明している。
「これらがなぜ天つ罪になるかといえば、稲は人の生きて行く命の根源です。「コメ」とは小芽、「イネ」は生根、「ヨネ」は世根だと言えます。米により生かされて行く有り難さに対する感謝の意が、コメ、イネ、ヨネなのです。人間の生きて行く生命の根を絶つ。稲は青人草の食として祖神より頂いたものです。人間の生きて行く生命の根を絶つとことから、天つ罪になるのです。」
「天つ罪とは以上述べて来たように、今の言葉で申しますと、耕作妨害罪、稲田横領罪、神聖な所を汚す罪、或は殺人罪ということになります。信仰上から見ると、人間の命も、生命の根である食物も、元を正せば何れも祖神から賜わったものです。人間だからといって、これを勝手に殺し、奪い汚すことは出来ません。生死の根本は天津御祖神から与えられたものです。これを犯す罪が天つ罪と呼ばれています。」
国津罪については「この地上人間界の不倫の姿、血を見るような姿、混乱の姿、人間としてしてはならない事をする等の罪で、これを国津罪といいます。」
この書は、神社本庁の教学研究室長だった岡田米夫氏の著なので、神社界ではスタンダードともいえる解釈なのだろう。前掲の「読み方」の監修者・執筆者は6名全員国学院の関係者だが、神社という現場感覚の受け止め方の方が学者達によるよりも具体性があるということか。ただ筆者としては同意できない。