「本田親徳研究」(鈴木重道氏)を参考に本田霊学の継承について御紹介したいと思う。解説については自説であり、本田霊学としての公式見解ではない。

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『祖父廣道が父重任に語った処によれば、その自筆本を授かるに当って、「汝に鎮魂・神憑の法術を授けたが、之のみを以てすれば一介の祈祷師に堕する恐れがある。故にこの書を繰返しよく読みて道を失ふ勿れ」と師より戒められたと云われます。』(『本田親徳研究』)
本田翁は鈴木廣道氏に対しこのような戒めを伝えたということだが、これは本田霊学が何のためにあるのか、という本質的な部分を決して忘れるなという意味でもある。
その意味で宮城島氏が皇法を学ぶ努力をしていたとは思えない。
本田翁は「霊学抄」において、
『帰神ノ法ヲ幽斎ノ法トイフ。神界ニ感合スルノ道ハ至尊至貴、濫に語ル可キ者ニ非ズ。吾朝古典往々其実績ヲ載スト雖モ、中世祭紀ノ道衰へ其術ヲ失フ既ニ久シ。神法ニ依リ其古ニ復ス。是即チ玄理ノ窮極、皇祖ノ以テ皇孫ニ伝へシ治国ノ大本ニシテ祭祀ノ蘊奥ナリ。』
と述べているが、翁が長年にわたり苦労を重ねてやっと再興した幽斎の法をどう生かしてゆくか、どうすれば本田翁の理想を実現できるのか、それを考える時、個人の私利私欲に囚われていては翁に対して恥ずかしいと思う。