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大和心

第617回 本田霊学の継承-91

著者:小山一夫 / 公開日:2024-11-12

掲載準備版・未公開。公開日は元ブログの投稿日です。

「本田親徳研究」(鈴木重道氏)を参考に本田霊学の継承について御紹介したいと思う。解説については自説であり、本田霊学としての公式見解ではない。

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大本七十年史・上巻によれば、第一次大本事件で責付出獄してきた出口氏は次のような話をしている。そこでは鎮魂と帰神の用語上の区別はしていなくとも、鎮魂帰神と神憑りは本人なりにきちんと区別している。ただ「神憑りは許していない」という点には驚く。つまり出口氏の了解なく未公認で、大本の幹部達が勝手にやっていたということだ。それ故に、あのような制御できない状況が多発したという事なのかもしれない。

『鎮魂帰神の法は伝授してあるが、神憑りは許していない。旧役員の神憑りはすべて偽神術によるものであると警告して、興味本位で霊術に向う傾向を排除するように注意した。』(大本七十年史・上巻)

私が45年ほど前、大本教の幹部の方に「大本に審神者はいらっしゃいますか?」と尋ねたところ「おりません」との返答を得た。帰神は憑霊体質の方ならば、正邪は別にして短期間に体を切れるようになるだろう。しかし鎮魂は個人差があるとはいえ、相当期間の鍛錬が必要だ。その鎮魂力を以て審神者を行う以上、短期間に審神者の法を修得することは現実には不可能だ。従って、形だけ真似ても、収拾がつかない事態になるのは容易に想像できる。

佐藤先生に出口氏について聞いたことがある。翁からすれば、先輩にあたる方だが、「人柄もよく、とても才能があったと聞いています」とのこと。