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大和心

第629回 本田霊学の継承-95(3/3)

著者:小山一夫 / 公開日:2024-11-18

掲載準備版・未公開。公開日は元ブログの投稿日です。

と述べて居りますが、之は長沢が本田門に入ってから余り年を経ていない頃の回想と思われます。西川寿賀雄とは東京の神道事務局で、全国の有志会議を開いた時分の友人と述べて居りますが、当時已に全国的集会にも出でて交友も多かった事を知るのであります。本田霊学が当時その科学的な神典解釈に於ては巳に指導的な内容を持ちながら、世に行われず久しく埋もれたのは、神社界神道界は平田学派が不抜の勢力を根強く張っていたからであって、気鋭な長沢と雖も之を押出すことは不可能であったと思われる。それは現在に於ても大同小異であって、先年難古事記を分冊発行した際に、神社界の指導的地位にあった友人が、どうも付いて行けない感じがすると申した言葉にも解るのであるが、戦后の思想に洗脳された人々は神典をお伽噺としか考えていないし、もっと深刻に衝いて来る筈で、こういうことになったのも国学者の不勉強の罪であり、古典に安坐をかいて自己満足している時代で もないでしょうと云って笑ったことがあります。』(『本田親徳研究』)