以前に書いた手記をここにアップしたいと思います。
「大祓祝詞」を佐藤卿彦先生の著書「顕神本田霊学幽斎記録篇」を手掛かりに考察します。
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『本文
七、科戸の風の天の八重雲を吹放つ事の如く、朝の御霧・夕の御霧を朝風夕風の吹掃ふ事の如く、大津辺に居る大船を舶解放ち、艫解放ちて、大海原に押放つ事の如く、』(「顕神本田霊学幽斎記録篇」)
(注)「読み方」では、現代語訳として「風が吹き起こる所から吹く風が天の幾重にも重なっている雲を吹き飛ばす様子のように、朝の霧や夕方の霧を朝風や夕風が吹き飛ばす様子のように、大きな港のほとりに泊まっている大きな船を、その船の先の綱を解き放し、その船の後ろの綱を解き放して、大きな海原に向けて(遠くに)放ちやる様子のように」
(注)「祝詞新講」では、「かくの如く聞し食したならば、天皇の朝廷を始め天下四方の国には,罪といふ罪の限りは一切残らず消え失せるであらう。それは恰も、神風が畳重せる雲を一掃する如く、又朝夕に立ちこめる霧霞を朝タの風が吹き掃ふ如く、又廣い港に泊つてゐる大船を、繋ぎ留めてある舳艫(じくろ)の綱を解き放つて大海に押し遺る如くに」
『字 解
科戸の風 風の神、志那都(シナツ)比古・志那都比売の御活動に因る風。風の祓い。
天の八重雲 人に見える雲でなく神界の受霊を邪魔するものを雲で形容。
朝(アシタ) 朝の事、夜が明けて間もない頃
夕 日ぐれ。夕方。 霧の発生する頃を表現した。
御 霧 霧の尊敬語、視界を遮る邪魔者として表現した。
吹掃ふ 風が吹いてとり払う。祓い清められた状態をいう。
大津辺 大きな船着場。
舳解放ち 舳は、船の前(サキ)。船首。解放ちは綱で岸に繋いであるのを解いて放した、解放した、自由になった等を表現した。
艪(トモ) 船の後方。船尾。
大海原 広々とした海。大海。
押放つ 放ちやる。突き放す。』(「顕神本田霊学幽斎記録篇」)