「本田親徳研究」(鈴木重道氏)を参考に本田霊学の継承について御紹介したいと思う。解説については自説であり、本田霊学としての公式見解ではない。

**********************************
『宮城島氏には各階級(但上位)の神霊が憑依されたが、主として八千彦命、三保〔註一〕の大天狗の二柱が懸られる事が多かった由である。八千彦命は書道が巧みであられた。現在も御穂神社の正面に掲げるところの板額に「御穂神社」と雄渾(ゆうこん)な書体で揮毫されなお「八千彦命懸りてしるす」と側らに書き添えられている。此の様な「額」は恐らく他の神社には例のない事と思われる。月見里神社の道場の広間に掲げてある板額「稲荷神社」の書は「八千々彦命かかりで書」とあるは八千彦命の父君の御揮毫と云われている。此の外に両神社の御名を書かれた大幟が二幅あり、現在月見里神社に保存されている。八千彦命は「鳥羽絵」も巧みで、種々面白い絵を書かれたとの事である。(余録五〉
〔註一〕三保神社に仕うる高等眷属にて、天狗界の総取締の神。』(『本田親徳研究』)