「本田親徳研究」(鈴木重道氏)を参考に本田霊学の継承について御紹介したいと思う。解説については自説であり、本田霊学としての公式見解ではない。

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『結論
本篇は最早結論すべき時に来った様に思われる。霊学の継承としては緒言に述べた様に、本田―副島・長沢から更に稲葉―佐藤について言及すべきではあるけれども、後者に関してはその活動が猶進行中であって、今後の展開が予測し難いことであり、今軽々に遽(にわ)かに言及することは危険且困難を倶うことなので暫く之を擱(お)き、霊学の基礎確立を成した前者についての研究にて終ることに致した次第である。而してその本流と傍流との交錯を正して行くことにも力を入れたのであるが、本田霊学の祖述継承と基礎確立は副島・長沢両者に於て実現したことを確認すベく次に要約せねばならない。
本田霊学は便宜に分って考うれば理論と法術となるのであるが、この両者は車の両輪の如きものであって截然(せつぜん)と分つべきものではない。流れを汲む者そのいずれに重きを置くかというに過ぎないのである。而して前者に著しき特色を持ったのは副島種臣であり、後者のそれは 長沢雄楯であると云い得ると思う。