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大和心

第662回 本田霊学の継承-113(2/4)

著者:小山一夫 / 公開日:2024-12-13

掲載準備版・未公開。公開日は元ブログの投稿日です。

と記された一文を想起するのである。即ちその志を立てた所以のものは、幕末の国事多難の時に当り、幕閣諸候の方針一定せず、攘夷と叫び開国を説き、確固たる方策の樹立なきを慨し、古昔神憑により国家の重大事を質し国是を決定したことを皇典に読み、この神法の復古を志したのであって、帰神の法術こそ本田霊学の根幹であることを知るのである。神懸の法は自感法、他感法、神感法の三種類があるが、この中最も詳細をつくし得るのは他感法であることは、記紀所載の仲哀天皇の巻、神功皇后の巻に記された通りである。長沢雄楯師伝により刻苦精励鎮魂帰神の法術を自得し、神霊の厳在を確認し審神者の術を得たのであって、巷間の霊媒と遥かに選を異にしたのであるが、為政の廟堂に之を弁別する者なく捨てて省みず、霊学二代の継承はその本志を遂ぐる機なく終った。然しながらその法術は決して埋もれたのではなく稲葉大美津を経て佐藤卿彦に継承せられたのである。時勢の推移に併せて深き神慮の存する事と推し測られます。