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大和心

第669回 本田霊学の継承-116

著者:小山一夫 / 公開日:2024-12-18

掲載準備版・未公開。公開日は元ブログの投稿日です。

「本田親徳研究」(鈴木重道氏)を参考に本田霊学の継承について御紹介したいと思う。解説については自説であり、本田霊学としての公式見解ではない。

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「新・日本神人伝」によれば、友清氏が大本を離れたのは、第一に天皇に対する考え方の違いが大きいという。それは彼が熱烈な天皇崇拝者であったことに起因している。そして当初、大本の持つ霊的な世界の魅力と、世界の建て替え立て直しという思想に共鳴したとこで大本にのめり込んでいった彼も、翌年には大本に対して批判的になる。

『こうして友清は、政治運動時代に鍛えあげたアジテーション色の強い筆致と該博な知識をもつて、入信後すぐに、浅野と並ぶ立替立直しキャンペーンの支柱の一人となったのである。けれど、この憑き物のような熱気も、翌年の春ころには急激に冷める。まるで熱湯が瞬時に氷に変わるような激変ぶりだ。』(「新・日本神人伝」)

『その檄文では、「綾部の迷信邪教なる事を看て取る事が出来た」と脱退の理由を明らかにし、「大本教の裏の秘密を看破って、筆剣を翻してこれが撲滅の決心を為すに至った」として、大本の鎮魂帰神は本物ではなく、また、世界の主宰神と称する艮金神も、世を惑わす邪神だと断罪したのである。』(「新・日本神人伝」)

『王仁三郎も友清も本田親徳の没後の弟子には違いない。ただし、本田や友清が皇道を絶対視していたのに対し、王仁三郎は表面上は皇道を口にするけれど、はたして本心からそう思っているのかと疑わざるをえない節が少なからずあった。

友清の目には、大本は明らかに危険な反国体的団体と映った。そんな大本に、正しい神が憑るわけはないと断言し、日々奇跡の現証が展開されているとされた大本における鎮魂帰神は「皇道を旗印として天下を欺き、仏耶〈仏教とキリスト教〉マゼコゼの怪教を説いて真の皇道の邪魔を試みむとする浪人霊のお祭り騒ぎ」、「狐や狸の遊び場」だとまで言い切ったのである(「鎮魂帰神の原理及応用」)』(「新・日本神人伝」)