「本田親徳研究」(鈴木重道氏)を参考に本田霊学の継承について御紹介したいと思う。解説については自説であり、本田霊学としての公式見解ではない。

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友清氏の「鎮魂帰神の極意」は長沢翁に会った翌年の著作である。さすが元編集者だけあって文才にたけていると思う。これで内容が正しければよかったが、首を傾げる部分が多々あるのが残念だ。いずれにせよ、この書が古神道の専門書の一つに数えられるようになったことで、本田霊学について誤解を広めてしまったのもまた事実だと思う。
鈴木重道氏も「本田先生に関する事は友清氏の方から世に紹介せられた観がありまして、それは反面神職界に於て先生の霊学を敬して遠ざける様になった思いもいたします。それは決して本当の有り方ではない。先生の意志は神職にこそこの道を伝えようとなさった。霊学を自己の為に用うる勿れ天下国家のために用いよ。と遺戒にあります。真にそうあるべき純粋の霊学と信じて居るのであります。」(「一本の道」)という。
本田翁の書かれたものが、新興宗教団体から紹介されたことで、学者達にも神職達にもバイアスの掛かった眼で見られたことは、本田霊学にとって望ましいとは言えなかった。