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大和心

第690回 本田霊学の継承-127(2/2)

著者:小山一夫 / 公開日:2025-01-02

掲載準備版・未公開。公開日は元ブログの投稿日です。

出□氏も 「道之大原」と「神伝書」は所持いたして居りました様でありますがよくわかりません。それは兎も角といたしまして、本田先生に関する事は友清氏の方から世に紹介せられた観がありまして、それは反面神職界に於て先生の霊学を敬して遠ざける様になった思もいたします。それは決して本当の有り方ではない。先生の意志は神職にこそこの道を伝えようとなさった。霊学を自己の為に用うる勿れ天下国家のために用いよ。と遺戒にあります。真にそうあるべき純粋の霊学と信じて居るのであります。』

出口氏と友清氏によって本田霊学の名称が世に知られるようになった事には複雑な思いがあるが、彼らによって本田霊学が本田翁の思惑とは異なった方向へ利用されていったのは望ましいことではなかったと思う。

古代の例を見ても、鎮魂法・帰神術は皇室の秘事であった。それを宗教団体の布教道具にしてしまっては、本来の在り方とは言えない。悲しいことに神仏習合の時代、全国の神社は信じられないほど穢れてしまった。その罪穢れを祓わなければ、神々の働きが充分に発揮されない。その為にも本田翁は神社に仕える神職に指導しようとしていた。

しかしながら新興宗教から本田霊学が全国に発信されていった為に、神社界から敬遠されてしまった。まして二度にわたる大本事件で、霊学そのものが誤解され、神職がそれに触れることが望ましくないような雰囲気が形成されていったような気がする。それゆえ数十年の時を隔てて、佐藤先生が神意を受け、公式・正式幽斎により神社の幽の祓いを行うことになったわけだ。