「本田親徳研究」(鈴木重道氏)を参考に本田霊学の継承について御紹介したいと思う。解説については自説であり、本田霊学としての公式見解ではない。

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現在、巷間の古事記の現代語訳など見ると、まるで日本昔話のような物語調で、がっかりすると共にとても情けない思いにかられる。本田翁は、当時の科学知識を用いて古事記を読み解こうとしていた。それは「神とは何か」という最も基本的な部分で、本居宣長や平田篤胤等の学者達とは全く異るアプローチだったといえる。
本田翁の学則をあらためてみると、
『神の黙示は乃ち吾が俯仰観察する宇宙の霊・力・体の三大を以てす。
天地の真象を観察して真神の体を思考すべし
万有の運化の豪差なきを以て真神の力を思考すべし
活物の心性を覚悟して真神の霊魂を思考すべし
以上の活経典有り、真神の真神たる故由を知る、何ぞ人為の書巻を学習するを用ひむや。唯不変不易の真鑑実理あるのみ。
体トハ則チ物体ニシテ化学ノ所謂元素之ナリ。
力トハ則チ運動ノ力ニシテ、地球ノ大陽ヲ一周シテ春夏秋冬ヲナシ、地球ノ自転シテ昼夜ヲ為ス等皆力ノ処為ナリ。
霊トハ則チ神也。吾人ノ霊魂亦之二属ス。』とある。