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大和心

第727回 本田霊学の継承 戦後編-6(2/2)

著者:小山一夫 / 公開日:2025-01-31

掲載準備版・未公開。公開日は元ブログの投稿日です。

著者は神伝たる、この鎮魂法、帰神術の再度廃絶あらんかを憂い、斯道を後より学び、且つ研修せんと志す者の為に遺さんものと思い、長沢翁並びに其の高弟であった、稲業大美津先生より親しく教導伝授された此の鎮魂、帰神の理論と、その修法形式並び伝法とを、体験上の面より詳しく述べて、後学の人の為に遺し置くべく筆をとった次第である。

鎮魂法・帰神術は、「霊学」上と「神術」の面との二様に分けて述ぶべきではあるが、本書は専ら「神術研修」を主として詳述し、なお霊学の点にも幾分触れて記述して参ることに致した。

神法を学ぶものは、神典学・国史学・律令格式学・歌学・物語日記学・故実諸礼学・軍学・音律学・日文学・系統学・古医学・霊学等、十二科目の書籍を研鑽学習せねばならぬと、長沢翁は説かれているが、これは実に至難な事ではあるが、此れらを努力研究しなければ絶対に本ものとはならない事を申添て置く。

鎮魂法、帰神術は共に幽斎の法である。

本田翁は神伝秘書に、「幽斎ハ宇宙ノ主宰二感合シ親シク八百万神二接ス、其ノ修シ得ルニ至テハ至大無外、至小無内,無遠近、無大小、無広狭、無明暗、過去卜現在卜未来トヲ問ハズ一モ通ゼザルハナシ。是即チ惟神ノ妙法常二服膺スベキモノアリ」と。

此の書を鑑るものは、宜しく自らその神法を儼修し、親しく神明に感合して神霊儼存の事実を確認し、幽妙の境に到達すべく切角努力研鑽せんことを希うものである。

註一、神伝秘書とは本田翁が神界に感合するの道並に幽冥に通ずるの道の法を示したもの

一、令の義解とは養老律令(日本古代国家の根本法典)の令の注釈書十巻八三三年(天長十年二月)完成翌八三四年から施行されたもの』

十二科目を研鑽学習せねば絶対に本物とはならない、とは物凄く高いハードルだが、実のところ霊学一つとっても、筆者には未だ研究途上でゴールが見えない。