以前に書いた手記をここにアップしたいと思います。
「大祓祝詞」を佐藤卿彦先生の著書「顕神本田霊学幽斎記録篇」を手掛かりに考察します。
******************
『〔解 説〕
○此く気吹放ちてば、とは気吹戸主の神の威力に因って罪抜れを息吹きの勢いを以て吹き散らして消滅させたならば。との意である。
○根国底国に坐す、速佐須良比咩と云ふ神、持佐須良ひ失ひてむ。
速佐須良比咩と云ふ神、の御名は、速は、素早くの意。佐(サ)は、割別る意あり、小さく細かく割き別ると申す事。須(ス)は、澄むの意あり濁りが無くなると申す事。良(ラ)は助動詞。因って罪穢れを細分して奇麗に清めてしまうと申す意となるものである。
持佐須良ひ失ひてむ。とは罪穢れを持去って消滅させた。との意である。
此の条は、祓戸四柱の神として最後に速佐須良比咩の神の御名を以て出現され根国底国に坐して罪穢れを完全に消滅させた。所謂大祓いの目的を果たした神と申せよう。
祓戸四柱の神が高山の末・短山の末から根国底国まで順を追って祓いの神業を行なって居る如く見えるが、実際の祓式行事は祈願申し上げる場所 (祓いの庭)に於いて、別々な御役目を持つ四柱の神等が同時に祓い清めを行なって居るものである。それは祭典執行に当り、先ず祓戸四柱の大神等を神籬に御降臨を願って祓式行事を以て諸々の罪穢れを祓い清めてから本祭を行なう習わしを見ても解る事であろう。』(「顕神本田霊学幽斎記録篇」)