戦後の本田霊学の継承に関する考察は、まず佐藤卿彦先生の紹介、そして佐藤先生の弟子達について、特に大久保藤男翁、横山信行氏、渡辺勝義氏を中心に、皇法の伝承、鎮魂法、帰神術をテーマに考察する。その後、佐藤先生と鈴木重道氏の著書等を参考として、佐藤先生による公式・正式幽斎の偉業を振り返りたい。

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『佐藤先生はじめ一行の中、私共二人は前日から参って当局と折衝いたして居りましたが、丁度酷暑のさ中で、晴天にて堪え難い暑さでありましたが、夕方になりますと突如大雷雨となりまして物凄いことになりました。それは予報などには全くなかった次第でして、いつもの事ながら公式幽斎の前には必ず雨が降るのでありますが、非常な驚きを覚えた次第でした。
当日は朝から実に清らかに晴れ上りましたが、何分深夜の奉仕であり、電燈もない間の山上の斎場でありますので、簡素な舗設にも心を使った次第であります。八時宿を立ち出でまして約四十分ほどかゝりまして、急坂を上り控えの建物に入りまして、やがて更衣着装いたしました。已にとっぷりと暮れまして、控え室に薄暗い電燈が一つ灯っている丈でありますし、中々はかどりませんでしたが、定刻九時半、手水をいたしまして参進し域内に入りました。先ず修祓、之は石壇下で行われます。足元が見えませず、所役が電池にて照らして上げます。