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大和心

第760回 本田霊学の継承 戦後編-24

著者:小山一夫 / 公開日:2025-02-26

掲載準備版・未公開。公開日は元ブログの投稿日です。

戦後の本田霊学の継承に関する考察は、まず佐藤卿彦先生の紹介、そして佐藤先生の弟子達について、特に大久保藤男翁、横山信行氏、渡辺勝義氏を中心に、皇法の伝承、鎮魂法、帰神術をテーマに考察する。その後、佐藤先生と鈴木重道氏の著書等を参考として、佐藤先生による公式・正式幽斎の偉業を振り返りたい。

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『審神者は謹みをこめた低声で問われる様でした。それに対する神主の声は、憑られた神のお言葉は甲高くはっきりと聞えます。先ず神の御名を告られます。「宗像山毘古」職掌はと尋ねられたのでしよう。「当社の総監」と答えられます。但し、「今宵は仮の名」と申されました。当社の総監と申されるのは、宗像神社にお仕えする数多の眷従の比古神たちの総取締りの位置にお出での神を申します。現世に例えますと、陛下にお仕えする侍従長というに当ると考えられます。併し特に 「今宵は仮の名」と申されたことは重大でありまして、恐れながらもっと位高き神のおかゝりになられての事かと推察せられるのであります。之は凡下の思いではありますけれども。審神者は次でやゝ声を高めて尋ねられました。』(「一本の道」)

侍従長という喩えが適当かどうか何とも言えないが、現実には総監は大神の代理として、その社に於いてとても大きな権限を持つ。職掌(働きの領域)の幅も広い。「今宵は仮の名」というのは、公式・正式幽斎の場に於いて時折聞くことがあるが、これは総監以上の権限があるという意味でもある。

『「さてこの夕べに、神界の御命により、かかる幽斎を執り行いました。それにつきまして、先ず、汝命よりの御指示、御啓示等を承け賜わりたく存じます。」いかなる御啓示がありましようかと、私共は慎みの中にも自ら息つめて窺いました。』(「一本の道」)