神道と日本の記事一覧

大和心

第771回 本田親徳翁 「謹問平山大教正閣下」-2

著者:小山一夫 / 公開日:2025-03-09

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註(一) 大教宣布の目的が最直接には外教の悪影響を排除し皇道の本旨とする所を国民の間に徹底するにあったことは、宣教使設置の直後ともいふべき明治三年三月ニ十ニ日に宣教権判官小野述信及権中宣教使本居豊穎、権少宣教使落合直澄、同潮見清澄、史生岡村利貞等を長崎県に派遣されたことによって明かであるが、後には之を教導職制度に更へて、神官の外、仏教家をも大教宣布に参加せしめ、三条教則、即ち

一、敬神愛国ノ旨ヲ体スベキコト

一、天理人道ヲ明ニスベキコト

一、皇上ヲ奉戴シ朝旨ヲ遵守セシムベキコト

の三ケ条を以て国民の教化に当らしめられた。此の三条教則の立案については、当路者の大なる苦心が存したのであって、之が一たび発表せられると、当時の神道学者等は競うて其の解説書を公刊し、教導職の任命を受けたものは、それと相応じて熱心に国民に向って大教の旨を説き示した。 −「明治天皇の御敬神」−