戦後の本田霊学の継承に関する考察は、まず佐藤卿彦先生の紹介、そして佐藤先生の弟子達について、特に大久保藤男翁、横山信行氏、渡辺勝義氏を中心に、皇法の伝承、鎮魂法、帰神術をテーマに考察する。その後、佐藤先生と鈴木重道氏の著書等を参考として、佐藤先生による公式・正式幽斎の偉業を振り返りたい。

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「私の作った○○会は世間的ではありますが古くからやっている人に継がせようと思っていますが、どうでしょうか」と、思いもしない意外なことを私に相談されるので、私は、「失礼ながらそのような組織など初めから継ぐ気もございませんから、どうぞ先生の御心のままに。私はただ、本田霊学がどんなものか、その真髄を体得したいだけなのですから」と申し上げたのであった。」(「古神道の秘儀」)
先生がこのようなことを他人に相談することは絶対にあり得ない。自感法に精通されていた先生は、ことあらば直接、神界の御啓示を受けて判断されていたからだ。
渡辺氏は自分が後継者になりたかったのだろう。しかしそれには審神者になる必要がある。それで執拗に先生に要求したが、最後まで認めて頂けなかった。だがそれでは彼のプライドが傷つくので、このような話を創作したのだろうか。