戦後の本田霊学の継承に関する考察は、まず佐藤卿彦先生の紹介、そして佐藤先生の弟子達について、特に大久保藤男翁、横山信行氏、渡辺勝義氏を中心に、皇法の伝承、鎮魂法、帰神術をテーマに考察する。その後、佐藤先生と鈴木重道氏の著書等を参考として、佐藤先生による公式・正式幽斎の偉業を振り返りたい。

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「大久保(兄)には毎週毎週、数年に亘って文通によって大変有益な体験談を御教示いただき、その真摯な態度には唯々敬服するのみであった。今でも大久保(兄)には深く感謝してやまない。」(「古神道の秘儀」)
この部分は事実だ。大久保翁からもそのように伺っている。
渡辺氏は後輩でもあり、本当はあれこれ言いたくはないのだが、著書を見ると嘘や誤りが多く、それが事実として後世に残ることを危惧している。その為、本意ではないが、彼の著書についていくつか言及してしまった。(技術的な問題点については別稿で)
だが彼には優れたところも多々あり、それについては筆者も高く評価している。彼の晩年に再会できなかったことがとても残念だ。