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大和心

第833回 本田霊学の継承 戦後編-66

著者:小山一夫 / 公開日:2025-04-29

掲載準備版・未公開。公開日は元ブログの投稿日です。

戦後の本田霊学の継承に関する考察は、まず佐藤卿彦先生の紹介、そして佐藤先生の弟子達について、特に大久保藤男翁、横山信行氏、渡辺勝義氏を中心に、皇法の伝承、鎮魂法、帰神術をテーマに考察する。その後、佐藤先生と鈴木重道氏の著書等を参考として、佐藤先生による公式・正式幽斎の偉業を振り返りたい。

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『一番困るのは、妖魅界に属する修行をされた方で、いくら審神者が、祓戸の神に願い祓って頂き、正神界の神霊の気を転霊しても、その間隙をぬって、怪しい霊が憑って仕舞う。御自分でこの点に気付き、深く反省し、神より給った尊い一霊四魂に目覚め、一大決心を以って取りかゝらねば無理であろう。故に本田翁は、浄心・専修の教えを二大眼目とされた所以も此処にあると思う。先生から教えて頂いた数々の事も、究極の所、皆此処に帰一する。』(「佐藤卿彦先生遺稿遺影集」)

大久保ノート(42年2月5日)に、

「本日の稽古中、はっきりと何ものかが我に接近することを感じる。本田翁の説く、他感法の場合(鎮魂の場合も仝様)下記の4種ありと聞く。」として次のように書かれている。

「正心正体・・心清く、正しく神憑り与えられた善の心にて(日常、その心で穢れなく正しい潔斎を行う事)体もまた御眷属の憑られる正しい体を云い、他感法の場合、最も理想的なもの。

正心変体・・正しい心をもっていても、憑られる御眷属が充分でない場合。

変心正体・・心がよこしまで汚れている場合でも、常々守護の御眷属は憑られるが正しい場合ではない。

変心変体・・心がよこしまで汚れている際は、憑る霊も下等のものが多い。」とある。

この正心正体を心掛けるわけだが、現実には簡単なことではない。他感法の場合、体を切らずに口を切る場合は妖魅界の憑霊が多いが、体を切ったからといって必ずしも正神界だとは限らない。それ故に審神者の存在が必須となる。