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大和心

第845回 本田霊学の継承 戦後編-72(1/2)

著者:小山一夫 / 公開日:2025-05-07

掲載準備版・未公開。公開日は元ブログの投稿日です。

戦後の本田霊学の継承に関する考察は、まず佐藤卿彦先生の紹介、そして佐藤先生の弟子達について、特に大久保藤男翁、横山信行氏、渡辺勝義氏を中心に、皇法の伝承、鎮魂法、帰神術をテーマに考察する。その後、佐藤先生と鈴木重道氏の著書等を参考として、佐藤先生による公式・正式幽斎の偉業を振り返りたい。

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『当時私はこの方に就いて、飛魂法と言うものを教わっていた。この方法は大祓祝詞を奏上しつつ手は振玉で行うもので、一定時間が過ぎると自分の霊魂が空中に抜け飛行し、経過する下の山川草木が天然色に見え、例えば目的地の富士山に到着して終るという次第であった。又は、神仙道で言う所の北極紫徴宮とか神集岳、萬霊神岳に度々連れて行かれた。

この折の話であるが宮地神仙道の宮地水位先生の後継者である仝美数氏が、丁度小宅に逗留中のこの先生を尋ねて来られた。その夜例の如く二人で修法している裡、私は香炉の様なものを見た。蓋の上に龍がはっているもので、何かと不思議に思った。翌朝先生方のお供で、神奈川県の相模国一の宮たる寒川神社を訪れた。当時の社司は、宮地一族の仝威夫氏であった。客間に通され、ふとテーブルの上を見ると、昨夜の香炉が卓上に置かれてあった。この品についてお伺いの処、これは菅原道真公が遺愛の品で、大宰府に流刑された後、御子の流刑先である高知の潮江天満宮ヘ送ったものが廻り廻って私の許へ来たというお話しであった。