戦後の本田霊学の継承に関する考察は、まず佐藤卿彦先生の紹介、そして佐藤先生の弟子達について、特に大久保藤男翁、横山信行氏、渡辺勝義氏を中心に、皇法の伝承、鎮魂法、帰神術をテーマに考察する。その後、佐藤先生と鈴木重道氏の著書等を参考として、佐藤先生による公式・正式幽斎の偉業を振り返りたい。

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『昭和四十三年頃と思うが、先生が高窪教授宅に宿泊の折、御無理を願って、自宅の神棚に月見里神社の御分霊を祭って頂いた事がある。その折、前の正野先生の事をお話し申し上げました所、「仲々心の清らかな方ですね、又帰幽后神仙界に入って、深く後悔している。」と言うお話しであった。遠祖の祭祀も仝時に施行して頂いたが、仲々厳しい祭りで、私には髪を、みゝずらにし左手に弓、腰に古い型の剱を差しておられる方を拝したので、お伺いの処それは貴方の遠祖の一柱で、見えましたかと笑っておられた。相当古代の方で、本田翁のお言葉に、神人一系とあるが、痛切に感じた次第である。